無趣味の日常

無趣味なだいちゃん @udcxx が日常のダラダラ感を書き垂らしてネットの海のゴミになるブログ

転職を考え始めるので現状を整理する


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スキルの棚卸しと、次の職場を選ぶ軸を作るのが目的。

 


現職に就いてそろそろ2年が経とうとしています。と同時に、契約社員としての期限も迫って来ています。

というわけで、今回は現職での2年間で得たものを振り返りつつ、次の職探しの軸足を模索してみようと思います。

 

ちなみに昔の振り返り記事はこちら

udcxx.hateblo.jp

 

 

なにしてるの?

今は大手広告代理店の子会社で、ランディングページ(LP)の制作をしています。

クライアントさんの要望を営業さんを通じてキャッチアップしたりするところから、営業さんと一緒に提案内容を考えたり、コーディング、納品データの作成までを行っています。

超簡単な修正依頼とかだと、デザイナーさんを通さずに自分でデザインデータ(psdが多い)をゴニョゴニョしてコーディングまでしちゃうこともたまにありますが、基本はしっかりと分業されています。

 

この2年でなにを得られた?

そんな会社に2年弱在籍している中で、得られたものを棚卸ししてみます。

1. コーダー的な思考

コーダー(マークアップエンジニア)として名乗っても恥ずかしくないような最低限の考え方は身についたと思います。

例えば、コーディングをする際にデザインデータと見た目を一致させることだけを頑張るのではなく、ボタンの上にカーソルが来たときには指の形(cursor: pointer;)にする、などの細かい動きの部分までしっかり考えてあげることで、ユーザーが迷子になったり、頭に「?」を浮かべたりすることなく閲覧できるような配慮をすることが出来るようになれました。それでも他のメンバーにレビューしてもらうと指摘されることが多いので、まだまだ修行中です。

あとは、ユーザーだけでなく、このページを次に更新するコーダーのことも考えられるようになりました。なるべく読みやすく普遍的なコードを書けるように努力しています。class名にはそのパーツに相応しい名前を付ける、とか小さなことですが、結構大事だったりします。


2. ツールの使い方

職人が技を最大限に活かす際には「道具」が欠かせません。コーダーにとっての「道具」はPCであり、エディタであり、デザインツールになってくると思います。それらの道具の使い方もやっと手に馴染み、基本的な機能を使いこなせるようになってきました。

コーディングの際に愛用してるエディタは「ATOM」です。この2年間ほぼ毎日使っているので、格段に手に馴染んできました。周りにはVScodeを使っている人が多くなってきましたが、大学時代に始めて触れたエディタだったという思い入れもあり、アップデートされ続ける限り使い続けていこうと思っています。(ちなみにこっそりVScodeを使うときもあります。)

Gitも最初は意味不明でしたが、今となっては無くてはならない存在です。ブログもポートフォリオも、いまではすべてGitで管理しています。

また、コーディングに必要な範囲内限定ですが、デザインツールの使い方も分かってきました。具体的には、Photoshop・Xd・Figmaを使うことが多かったです。ポートフォリオをリニューアルする際には、Xdでデザインから起こしてみました。使い方以上にアイディアを生み出すほうがツライかもしれませんw

その他にも、チャットツール(Slack・Chatwork)も日常的に利用していたので、一通り使いこなせるようになりました。暇なときには、Slackの絵文字登録屋さんをしてます。

そして何より、Macをきちんと使いこなせるようになったことがインパクトとしては大きいと思います。大学時代の4年間ずっとMacを使っていましたが、知らなかった機能をたくさん発見しました。別途導入が必要ですがAlfredは超便利。


3. 広告クリエイティブの制作実績

誰もが知っているような大企業のLPを、月に70本ペースで制作していたので、それを通して得られた経験は大きいと思います。

クライアントはコードの綺麗さよりも、クリエイティブとしての完成度やミスがないかどうか、景品表示法薬事法などの法規に抵触しないか、といった面を重視されていました。その度合はクライアントによってギリギリを攻めたものを望んでいたり、法規・媒体審査基準よりも厳しい社内のルールを設けているクライアントもあったりで、それぞれ考え方やカラーの現れる部分だなぁと感じました。ヒアリングの際にその温度感も合わせて確認してクリエイティブに反映できるようになりました。

 

課題感

上記のようなことを得られた反面、課題感もあります。

1. フロントエンドエンジニアとしては経験不足

主にランディングページ(LP)の制作を行っているため、複数ページで構成されるようなサイトや、フロント側で様々な処理を走らせるようなページの制作実績がほとんど無い点です。

LPだと他ページの影響を考えずに済む事が多く、CSSなども比較的自由に記述できますが、大規模なサイト制作になってくるとそうは行かず、全体のレギュレーションに従って競合しない書き方が求められてくると思います。コンポーネント化などLPでは気にせずにいた部分も考慮しなくてはならず、脳みその使い方の訓練が必要になりそうです。


2. Webデザイナーとしてはほぼ未経験

簡単な操作こそ出来ますが、基本的にはスライスしたり、テキスト打ち替えたりする程度のことしかしていないので、Webデザイナーとしてはほぼ未経験といえます。

しかし、業界的にはデザイナーさんもコーディングが出来ることが多くなってきており、コーディングしかできない人材はどんどん淘汰されていくような気がしています。「デザインとコーディングが出来てやっとスタートラインに立てる」みたいな印象を持っておりそれでいくとキャリアアップ云々の前にスタートラインにすら立っていません。


3. 雇用形態

雇用形態に関しては理解の上で入社しているため、課題として挙げるのはちょっと違いますが...。

有期雇用の契約社員として勤務しており、終わりが最初から見えている雇用形態での契約でした。趣味でホームページを作ったりしたことはあったものの、お仕事としての経験は無かったため、転職することを前提として実務経験を積めるという意味合いでは、良い会社との付き合い方だと感じています。

ただ、安定や社会的な信用といった面では課題のある雇用形態ですね。


4. プレイヤー以外の経験

年齢的な事由と、前述の雇用形態の兼ね合いもあり、プレイヤーとしてこなす仕事に終始していました。

営業さんやプランナーさんへ提案する機会は適度にありましたが、マネジメントの経験はなく、そういった体験も望めない立ち位置だったように感じました。

 

次は何をしようか?

細かい条件はさておき、これまでの経験やスキルを鑑みても、フロントエンドエンジニアへのスキルアップを中心に検討しています。ただ、将来性というところでいうと自分の中では疑問符が付いてしまっているので、20代のうちに他業種も経験しておくべきなのかもという葛藤もあります。

自己評価は当てにならないと思ってるので、最終的には転職活動を重ねる中で求められるところに決まるとは思うのですが。今回の職場で、結局一緒に働くメンバーの頭の作りが同じかどうかが働きやすさに繋がるなと実感したので、最低限、面接時の直感だけは大事にしたいと思っています。

なんだかまだふわふわしていてまとまりが無いですが、一応そんな感じで転職活動を本格的に開始してますよ、という記録でした。この記事公開の段階で5社には書類審査出しました。